こんにちは。
中学生と高校生の男の子二人の母です。
お子さんが昨年の春から東京で一人暮らししているお友達がいます。
男の子のお母さんです。
息子さんは中学時代登校拒否になり、大変だった経験のあるママです。
お父さんは教師で、ザ昭和的な考えの持ち主でした。
お母さんもお父さんも高学歴で、自然と息子さんにはいろいろなプレッシャーがかかっていたようです。
さらに、野球少年で、お父さんが野球に力を入れていたこともあり、辞めたいと言えなかったそうです。
そんないろいろなことが影響したのか、息子さんは中学校に通えなくなったそうです。
最初は、取っ組み合いをしてまで、学校に行かせるためにお母さんは頑張ったそうです。
ある日、突然旦那さんが帰ってきて、母子で取っ組み合いをしている様子を見て、驚いたそうです。
まさか、自分の家庭がそこまでの状況だとは全く気がついていなかったようで、相当ショックを受けたようです。
そこから、家族でカウンセリングに行くようになりました。
カウンセリングの先生は、とにかく、無理やりに何かをさせないことを徹底してくださいとおっしゃったそうです。
待ってあげることが大切だと…。
お母さんが相当辛かった時に、カウンセリングの先生はこういったそうです。
「お母さん、育て方が悪かったのかも…なんて決して自分を責めないでください。これはね、交通事故のようなもので、誰がいつ起こるかわからないものなのです。逆に言えば誰でも起こる可能性があることなんですよ。」と。
その言葉に一気に心が楽になったと…。
私が長男の登校拒否のことで悩んでいる時に、以前息子さんの登校拒否の話を聞いたことがあったので、相談するべく彼女に電話をしたら、この話をしてくれました。
これを機に、ザ昭和のお父さんは自分に自信を無くし、しばらくの間、お父さんも情緒不安定になってしまったそうです。
自分のやり方が息子を苦しめていたんだと…。
でも、友達は言っていました。
あの登校拒否の出来事がなかったら、今頃もっと大変なことになっていたかもしれない。
あそこで、立ち止まって、それぞれがたくさんのことを考え悩み改めたから、今こうやって穏やかに暮らせていると思う。
息子がサインを出してくれたことで家庭が建て直せたのだと思うと。
そんな息子さんも、昨年社会人になりました。
一人暮らしを始めました。
そんな彼女が、この曲を聞くと、涙が止まらない…と教えてくれたのが、back numberの「手紙」です。
我が家も長男が高校の寮で一人ぐらしです。
この曲の歌詞のように息子が思ってくれているかはともかくとして、息子にも母の思いが少しでも伝わっていてほしいなと思った瞬間でもありました。