こんにちは。
中学生と高校生の男の子二人の母です。
長男は大学附属高校に通っています。入学当初から付属校枠で大学受験を目指すコースに所属していました。
ただ、付属校枠受験には基準があり、それに到達できなかったらその枠が使えません。
残念ながら長男は基準を満たしていませんでした。
しかし、救済措置はありました。
長男の点数でも受けられる学部がありました。
一つは、大学の学部で、もう一つは短期大学部でした。
私たち親の世代だと、短大は女子が行く学部と言う印象があります。
そもそも男子が入られる短大なんてあったかな?と思うくらいです。
多少なりとも抵抗はありました。
しかし、長男は短大を選びました。
なぜなら、短大は編入ができるからです。
長男の選択は、短大で頑張って必ず自分の行きたかった学部に編入する!ということでした。
親としては、本人がそのように選んだのであれば、とやかく言うつもりはないのですが、関東の学校なので、短大でもまた親元を離れての下宿生活になります。
主人は、「短大の為になんで下宿させなあかんねん」と言う気持ちでいます。
※ごめんなさい、昭和時代の人間です。
なぜこんな気持ちになるかと言うと、いろいろわだかまりがあるからです。
夏休みことごとく、学校が用意している学習会をさぼり、「学校の勉強会は効率悪いから塾に通う」「塾に通って毎日自習すれば、大丈夫でしょ」などと偉そうに言っていました。
塾に通いたいと言ってきたときも「絶対に基準をクリアするから」と言っていました。
そこまで言うなら…と思い1か月で10万円以上かかる塾代も出し、応援することを決めました。しかし、自習に毎日通うことはなく、8回だけの受講と数回の自習だけで終わっていきました。
たったラスト1ヶ月なのに全力で取り組めず、最終的には、学校の先生に不安な気持ちを打ち明けて、泣きついていました。
あれだけ、学校のことを否定して塾の先生の言葉を信じて塾にさえ通えば大丈夫と思いこんでいたのに…。
塾の先生も商売なので、良いことを言って信じさせて入塾させるのは仕方ないことです。
私も長男にその話もしました。
でも実際に入塾前に塾の設備を使って勉強をしても良いと言って下さりはじめていて、こういう風に勉強を進めていこうと言うアドバイスまですでにしてくれていたので、長男は塾の先生についていこうと思ったことは仕方のないことかもしれません。
もちろん、毎日自習に通っていたら結果は変わっていたかもしれません。
ただ、自習に通わなかったら声をかけるなど、そういったことが全くなかったことに「話が違うやん」と少々不満が残ります。
お任せくださいくらいな勢いで話をされていたので、入塾した後の連絡の無さに、大人の私は「あ~、やっぱりな…」と思いました。
そんなことを言ってみたところで、長男の努力の足りなさが一番の問題で、今までの学校生活を考えてみると、付属校枠を使わせてもらえただけでもありがたいことなのかもしれません。
先日、下宿を探しに行ってきました。
学校指定の寮で良さそうなところがあったので、そこだけ見に行き、そこに決めてきました。
部屋に入った途端嬉しそうな長男の顔。
今までの寮の部屋はトイレもお風呂もなかったのですが、今度の寮は、寮と言うのは名ばかりで、普通のワンルームマンションです。
部屋にユニットバスがあり、キッチンもあります。
本人が気に入ったので先方に契約する旨を伝えると、長男が「ありがとう」と言ってきました。
その日の夜は私たち夫婦と長男とでホテルに泊まりオンラインで入学の手続きを進めました。
翌朝、コメダ珈琲で朝食を食べ別れました。
絶対に短大で終わらせるつもりはない…と言っていた長男、でも親としてはその言葉を信じるのには、不安要素だらけで難しいのです。
と言うのも、翌日から早速学校を休んだからです。
短大の手続きのことで、彼が用意しなければならない書類があり、急いでいるのに、全く連絡もつかない状態でした。
頑張るはずの大学生活のための書類なのに、なかなか取りかからず、結局は担任の先生が寮まで足を運んでくださりフォローしてくださると言う始末…。
情けなくて情けなくて…。
書類はなんとか間に合いましたが、提出した翌日、疲れたからと学校を欠席したそうです。
前日の夕方に、再試のための勉強会に体調がすぐれない中、参加したのが原因とか…。
こんな様子で、編入すると言っている彼の言葉は薄っぺらく感じます。
短大に入ったら、超忙しい生活を送ってほしいと思います。
自分で生活費を稼ぎ、学校の勉強も頑張り、サークルなど人との関係も大切にして。
家に帰れば疲れて寝るだけ。
それくらいであってほしい。
今まで学校を休んで部屋でダラダラしていたり、ゲームをしていたり、寝ていたり…そんな時間を取り戻してほしいと思います。
夏休みに彼の言ったあの言葉が結局は失敗に終わり、有言不実行に終わっていきました。
今度はそうならないよう願うばかりです。